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【レビュー】借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記をレビュー

こんにちは、あるいは、こんばんは
ビジネス書レビュー記事のお時間です

今回は
東大卒で25歳フリーターの時に1億2千万円の借金を抱えながらも
35歳で完済し、年商100億円のグループ企業オーナーになった
「金森重樹」さんの
借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記」を
利用しレビュー記事を書いていきます

「借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記」をレビュー

結論:「話の内容が嘘か真か置いといてお金の知識とマーケティングスキルが打開の鍵

【本書の概要】

本の長さ:280ページ
出版社:大和書房
発売日:2009/2/5
本のタイトル:借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
著者:金森重樹

東大卒業後、フリーターで最終的に1億2千万円の借金を背負う
誰にも相談できない、自己破産もできない
人並みの幸せを求める可能性をすべて奪われ地獄のようなどん底に落とされる

暗闇から藻掻き、著者が取った起死回生の法則を見つけ
借金の完済、多くの経営に携わる経営者となり
年商100億円の企業グループオーナーとなった著者の体験記

▼「紙1枚」読書法

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借金の底なし沼で知ったお金の味25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
キーワード8
学業より税金や投資など「お金」の勉強をしなければお金持ちにはなれない
Q.なぜこの本を読むのか?
借金地獄を味わい、起死回生をどうやって行ったのか?
キーワード1
最悪の状況でも人は復活できる
キーワード9
お金に対して無知では奪われるばかり
A.自分なりの回答
お金の知識とマーケティングスキルを武器に合理的なビジネス展開をした
キーワード2
一代で富を築く人は深い絶望を体験している
キーワード10
散財せずに質素で地味な倹約家がお金持ちの素質
Why?
なぜこの本に興味を持ったのか?
Anser3
成功者の共通点を調べるため
キーワード3
水は方円の器に従う
キーワード11
無知は罪
Anser1
借金地獄からの復活劇にエンターテイメント性を感じたから
Anser2
起死回生の方法が実在するのか確認したかったから
キーワード4
親、教師、兄弟、友人など周囲の環境によって影響される
キーワード12
人は何かを得る時に「自分の力で努力する」もしくは「相手に委ねる」
What?
ビジネスで成功するには何が必要か?
Anser3
マーケティングスキル
キーワード5
お金持ちではない周囲の考えに染まると自分も同じようになりやすい
キーワード13
極限の状態になったら、一旦落ち着くために寝る
Anser1
簿記、税金、投資などお金の知識
Anser2
所属している会社のノウハウ
キーワード6
親に従って成功した人はいない
キーワード14
成功している人は会社からノウハウを学ぶ
How
どのようにすればビジネスに応用できるか
Anser3
会社の成功ノウハウを吸収し、理解しておく
キーワード7
人生を変えたければどんな人と付き合うかが重要
キーワード15
マーケティングスキルがビジネス成功の要
Anser1
キャッシュフローなどお金の流れ、投資先などお金の使い方、税金などお金の知識を学ぶこと
Anser2
需要と供給のバランス、市場の把握、新しい価値の提供などマーケティングを学ぶこと
本書の要点
要点1:お金の知識に対して無知であれば、搾取され続ける
要点2:親、教師、兄弟、友人など集の考えに同調すれば、お金持ちにはなれない
要点3:困難に遭遇し、極限状態となったら、落ち着いて合理的に考えるため、沢山食べて寝る

【率直な感想】
借金を作るまでの過程が漫画「闇金ウシジマくん」で登場するキャラのようだと感じた
借金は完全に自業自得、とはいえ東大卒でお金の勉強を一切していないというのは疑問が残る
この話が本当なら著者のスゴイところは多額の借金を背負いながらも、
全て投げやりにせず、諦めずに合理的な行動を取ったこと
多額の借金を抱えた人に実際に会ったり、多くの事実からデータを集めたりなど
学ぶ姿勢と大胆な行動力に高評価

【読む価値】: 3.5点
・人生を破滅させるやってはいけない反面教師として学べることがある
・お金持ちの考え方や姿勢を知ることができる
・如何に無知が恐ろしいかを気付かせてくれる
・掘り下げが少なく、借金への対処法などをもう少し記載して欲しかった

【わかりやすさ】: 3点
・文章は至って普通でわかりにくい表現などはあまり見られなかった
・人の日記を読んでいる感じで可もなく不可もなくといった感じ

【読みやすさ】: 3点
・淡々と書かれているため、淡々と読めた
・経験談なのでビジネス書というより、軽い小説を読んでいる感じ

【実践のしやすさ】: 4点
・今の時代「お金の知識」も「マーケティング」もいつでも学べる環境にある
・漫画「闇金ウシジマくん」を読めば搾取される人の考え方を学べる
・会社に務めているなら会社のノウハウを仕事中に学び実践しやすい

【満足度】: 3.5点
・学びはあるが、著者が成功するに至ったビジネス手法をもっと具体的して欲しかった

【読書に要した時間】:1時間20分
・速読で1時間、紙1枚で20分で完読

【実践の効果】
・極限の境地に何度か経験があり、ヤバくなったら食って寝るは次の日に本当に冷静に熟考できてオススメ
・大学生の頃にお金の知識が無いばかりに、学生奨学金を借りて既に大変な目に合っているから無知の恐ろしさを知っている
・「お金の知識」「マーケティングスキル」「会社のノウハウ」は大半を学んだが本当に必須だと思う

【本を読む目的】
当借金地獄を味わい、起死回生をどうやって行ったのか?

【自分なりの答え】
お金の知識とマーケティングスキルを武器に合理的なビジネス展開をした

こんな人におすすめ

・小学生以上の子供をいて、子供に「お金の知識」の大切さを教えたい親
・お金持ちの素質を知りたい方
・絶望的状況を打破する方法を模索している方

こんな人には向かない

・宝くじで「人生一発大逆転」みたいな博打的な考え方の人
・ガッツリとしたビジネス書を読みたい方

客観的要約

■「本書は少々信憑性に欠ける内容で疑問が多く残る
→嘘のような本当の話は色々知っているが、なんだか怪しく感じた
東大卒でそこまで簡単に騙されるだろうか?という疑問がまず挙がる
当時はインターネットも普及していない時代だから、
百歩譲ってお金の知識が全くないから騙されたというのは無くもない話だが…
ロバートキヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」のようにフィクションな気がする

■「アマゾンレビューで虚実との報告
→気になってちょっと調べてみると、
アマゾンレビューにて本の内容は嘘と盛った話を繋げ合わせたフィクションとのこと
フェイク情報かもしれないが、疑いは晴れておらず…

■「本書から伝えたいことはハッキリわかる
→学べる本であればフィクション、ノンフィクションに拘る必要はないだろう
「お金の知識が無く無知だと恐ろしいことになるよ!」
「理詰めでマーケティングの視点からビジネスを行うと成功する可能性があるよ!」
「窮地に陥ったら美味しいもの沢山食べてぐっすり寝て冷静に現状を把握しようか」
以上3点が本書で学べることだと思う

■「マネースクリプトを学ぶことが肝要
→お金に対して無知の人は実際に多いと感じる
同級生と大人になってから出会うとお金に対する知識が高校生と変わらなかったりする
なんとなく生きて、なんとなく生活していて、特に困らないからだろう
子供を持つ親ならお金の知識を学ぶ必要があることを本書を通じて
学んでみるようにオススメするのはアリだと思う