1日の最後に読むのに丁度よい記事集

【Sweet dreams essay】扉

私は扉

私は「扉」
君に問おう
私を開く覚悟はできているかい?
呼吸を整えて、試験に挑むといい

貴方に問おう
鍵はちゃんと閉めてあるかな?
知らない人にもおかえりを言えばいいのかい

あんたに問おう
そんなに急いでどうした?
青い顔をして、腹も押さえているじゃないか?

貴様に問おう
勇気があるなら、通るといい
生きて帰ってくるのが楽しみだ

青いたぬきとメガネ君に問おう
今度は世界のどこに行く気かな?
あまり私を困らせないでほしいものだ

身の程知らずのバカ野郎に問おう
ここでは等価交換だろ?
そう、通行料が必要なのさ

おい、そこの貴様に問おう
こちらを見ているのだろう?
未来のことは、誰にも分からない
だからこそ、無限の可能性があるんだ

扉の数だけ出会いがある、ドラマがある、スリルがある
そう思って扉を開くと違う世界が見えてくる
もしかしたら、大事なあの人が扉の前にいるのかも
もしかしたら、怖いマッドピエロが扉の前にいるのかも
もしかしたら、大きな光の鍵で世界の扉を閉めることができるかも

人が扉を開ける時、人が扉を閉める時
人が未開拓の性癖を開いた時、人が才能の初めて輝かせた時
初めて扉を認知することができる

今まで当たり前だと思ったことも
一度、見え方を変えれば違う視点に気付く

迷ったなら、多角的に見ることをおすすめしよう
右から見ろ
左から見ろ
下から見ろ
上から見ろ
外から見ろ
中から見ろ
構造を見ろ
性質を見ろ
外観を見ろ
材質を見ろ
お客様になってみろ
自分で見てみろ

さぁ、今、扉は開かれた
君のこれからの活躍に期待しているよ

『私は扉』
Sweet Dreams!「よい夢を」

エッセイについてはコチラを確認してください

エッセイについて

エッセイとは エッセイとは特定の文学的形式を持たず、書き手の随想(思ったこと・感じたこと・考えたこと)を思うがままに書き記した文章のことである らしいです つまるところ、「自由に考えたこと自由に書いていくもの」です 凝り固まった[…]

広告