1日の最後に読むのに丁度よい記事集

【Sweet dreams essay】ポケット

私はポケット

私は「ポケット」
衣類の表面に付けた小さな収納
四次元へと通じる扉
両手の鞘
撞球のゴール
歯周の空間
衣嚢(いのう)や隠しとも呼ばれることがある

貴重品から飴玉、あるいは秘密道具まで幅広く、様々なモノを持ち運ぶ
必須ではないが、あると便利な存在

会社ではハンカチ、ボールペン、サングラスと人に光を当てると記憶を飛ばすガジェットを持ち運ぶ
学校ではペンと人の名前を書くと不思議と死ぬ紙切れを持ち運ぶ

私はいつも一番ではない
誰かを陰で支え、何かの役に立つためにある
一般的に表立って評価されることは少ない

“それで”良いのか?
私は自分の役割に、存在意義に、疑問を浮かべる
自問自答を繰り返せば私を見つめ直すことができる

結論
私は私を受け入れることにした
1番に拘るモノもいるが、私には似合わないだろう
誰かのために、何かのために、存在していることが
重要なのだと気付けただけで、良かったとしよう

私は今日も誰かのために存在し続けよう

『私はポケット』
Sweet Dreams!「よい夢を」

エッセイについてはコチラを確認してください

エッセイについて

エッセイとは エッセイとは特定の文学的形式を持たず、書き手の随想(思ったこと・感じたこと・考えたこと)を思うがままに書き記した文章のことである らしいです つまるところ、「自由に考えたこと自由に書いていくもの」です 凝り固まった[…]

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