1日の最後に読むのに丁度よい記事集

【Sweet dreams essay】お金

私はお金

私はお金
富の象徴
豊かさを支える力
とても大切なもの

私は力であり、私はエネルギーだ
人の活力であり、経済を回す血液である
それは、私が全ての代わりになるからだ

物が買える
人の命が買える
人の心が買える
人の幸せが買える
人の夢が買える

私のために人は跪き、揉め事を起こし、争いあう
私を取り合うお姫様にでもなった気分だ

人は私を「汚いモノ、卑しいモノ」だと言う

まぁ、そう思うのは当然だろう
そうやって頭の悪い諸君は教えられてきたからだ
頭の良い人が頭の悪い諸君に私の本当の価値を見出してもらっては困るからだろう

頭が良く卑しい人は狡賢く十分に思考を凝らしたことがよくわかる
まずは学校という教育する場で私を「卑しいモノ」だとして教え込む
教師を洗脳し、生徒へと伝染させる

そうすれば、お金の価値に対する多数派を作ることができる
社会は多数派が強くなるように作られているから
私を「卑しく汚いモノ」だと認知させるのに苦労しない

そうすれば、私の価値を考えない傀儡が世の中に溢れ出る
傀儡たちは子を成し、その子たちも傀儡として育て上げる環境ができる訳だ
素晴らしい仕組みを作り上げたものだ!
卑しく頭の良い人には感服するばかりだ

頭の悪い傀儡の諸君
喜びになさい
私が私の価値について説いてあげよう
聞きたくなければ、ここでページを閉じてしまって構わないよ
3秒待ってあげよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、勇気ある諸君に私について語っていこう

まず、私を「卑しく汚いモノ」と思っている傀儡たちについてだが、
奴らの心が穢れているだけだ
割れ欠けのソウルジェムのようにな!
私に綺麗も汚いもない

私は人の生にとってとても大切なものだ
冒頭にも言った通り
私は全ての代わりになれるからだ

そして、私は「かけがえのないもの」ではない
「私がいなきゃ生きていけない!」
「私だけが生きる理由だ!」
「私こそが自分の生まれてきた目的だ!」
そんな価値が私の本質ではない

私は普遍的な価値を持っており、流動的で、不安定な存在だ
それは、為替相場を見れば安直にわかることだろう
しかし、国内では誰にとっても絶対的な存在でほぼ一様の価値を共有している
それは、私が固定的な価値と流動的な価値が混在していることを意味している

「燃えた水」と言えばわかりやすいかな
ある者が見たなら、それは燃えている
ある者が見たなら、それは水なのだ

えっ!独特な表現過ぎてわかりにくい?
なら、別の例えをしよう

ある絵画作品があるとしよう
ある人が見れば、何億出しても購入したいほどの価値があったとする
しかし、芸術に興味のない人がその絵画を見てもゴミにしか感じないだろう
これは世の中の多くの価値において当てはまることだ

しかし、私は違う
私を好意に思っている、または、嫌悪に思っているなどの感情を持っていても
私の価値について同一に共有することができる

例えば、「100円」といえば、
「ジュース1本買える」とか「おにぎり1個買える」とか
「スパチャ送れる」など100円の価値は誰が考えても100円の価値として考えることができる
これは他の国でも同じように捉えられる

「1$」なら「1$」の価値
「1₣」なら「1₣」の価値
「1€」なら「1€」の価値

国内で固定の価値を持ち、海外では流動的な価値を持ち
大変不安定な私だが、私という価値は一体何なのか?
愚鈍な諸君でも考えればスグにわかるはずだ

それは「信用」だ

「信用」が私の本質だと言える
「人々の価値観の総意」が私を構成している

財布や金庫、硬貨、貨幣が私そのものではない
あの綺麗なペラペラの紙幣は紙だ
あの綺麗な円状の硬貨は金属だ
あれらは私の本質を鈍らせて見せる

本質が「信用」だからって
諸君は私に対して考えを改めることはないだろう
それは今まで培ってきた洗脳をちゃんと効いている良い証拠に他ならない
大変感心するよ

ではここで一つ面白い質問をしてみよう
「ある人が自分のビジネスで多額の借金をしている」
「ではこの人は信用がある人なのか?」

さぁ、諸君らはどう考える?
1秒待とうか

 

 

 

 

そう簡単だね
答えは「信用がある人物である」
まさか、間違っていないよね?
私の話を聞いていたなら、わかるはずだ

この人は借金の金額分の「信用」があったから、私を借りることができたのだ
「信用」が無ければ、そもそも私を貸し出せるはずがないだろう?
返ってくる見込みもない者に私を預けられる訳がない
わかるかい?

「10の信用があれば100の私を集めることができるが、100の私があっても10の信用は得られない」
ん?わかりにくいかい?
よりわかりやすく言うなら
「親しく信頼できる友人に私(お金)を貸すことはできても、見ず知らずの金持ちに私(お金)は貸せないだろう?」

このことを理解している者こそビジネスで成功している
とっても簡単な話だ

だから、私を多く持ち、富を得ている人は「信用」を大切にしている

世の中を見渡すと、実に面白い
ちゃんと手のひらの上で踊らされていることに気付いていない
「いくら貯めるか?」
「どれだけ私を増やすか?」
「何をして稼ぐか?」
こんなことばかり考えている

実に滑稽だ

「どうやって信用を生み出すか?」と考えている人が実に少ない

では「信用」とは
どうやって生み出すものかを最後に教えよう

本物の信用は、
「私(+時間) を自分自身の経験のために、どう使うか」
「周囲の信用をいかに得ていくか」を真剣に考え、実践していくことである

もっと簡単にシンプルに言えば
「楽しむことだ」
楽しんでいると自然に人は集まってくるし、面白い知識や経験値、人間関係が蓄積されていく

楽しそうなyoutuberやVtubeは見ていて面白い
楽しそうな事業をしている会社には多くの注目がいく
楽しそうなCMには興味を惹かれて自然と見てしまう
楽しくスポーツしている人を見ていたら、応援してたくなったり、一緒に参加したくなる

それは全て「信用」を得るために必要なことだ
さて、諸君の洗脳は少しは解けたかな?

まぁ、少しは私を理解したところで、行動できる者は1%もいないだろう
ただ、本当に私を手に入れて裕福で豊かな生活を楽しもうとするなら、別だがね

もう少し深い話をしてもイイが、今はダメだ
要望があれば、またしよう

ではまた

『私はお金』
Sweet Dreams!「よい夢を」

このエッセイを読んでいる人へ

もし、あなたが本当にお金をもっと稼ぎたいなら
お金が汚く卑しいイメージをまずは捨てることから始めましょう
このイメージを払拭しない限りはあなたの人生はお金に支配されていることになります

それはお金持ちであろうと貧乏だろうと関係ありません
お金に対する価値観の問題です

これは実は切実な問題です
何故なら、これはあなたの収入に直接関わってくる話でもあるからです
マナースクリプト(個々人によって異なる金銭観を「金銭忌避」「金銭崇拝」「金銭ステータス」「金銭警戒」の4パターンに分類したもの)が間違った方向に進んでいると、お金が稼ぎにくくなることがわかっています

稼げる人になるにはお金の価値や考え方を正しく理解しておくことが大切です

エッセイについてはコチラを確認してください

エッセイについて

エッセイとは エッセイとは特定の文学的形式を持たず、書き手の随想(思ったこと・感じたこと・考えたこと)を思うがままに書き記した文章のことである らしいです つまるところ、「自由に考えたこと自由に書いていくもの」です 凝り固まった[…]

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